襖を張り替える前に・・・・


障子、網戸、畳、襖の中で一番後回しのなるのが襖なのでは
ないでしょうか?  障子よりも難しいですし畳は足元のもの
なので毎日踏み込んでいるので気になりやすい、
だから張り替えも気になる場合が多いようです

襖は多少日焼けがすすんでも破れない限り張り替えない人が
多いような気がします まあ正直そのままでも生活に
影響はない場合が多いのでそれでいいかなと

川越、鶴ヶ島にも沢山の業者がありますが
張り替える前に補修も検討してみましょう!


補修で済ますことも有りです

襖は結局は紙が貼ってある建具なわけですので穴の開いた所や
切れた箇所にポスターなり写真なり貼るだけで応急処置は
できます また カラフルな和紙を市松模様にして張り付けるのも
かっこいいです  こんな感じですね


襖の種類について

皆様のお宅にある襖はどんな素材ですか?
押し入れ用の襖ですか?
和室と洋室を隔てるタイプですか?

いろいろな言い回しがありますが襖は大きくわけて
①組子襖、単板襖、チップボール襖
②戸襖、板襖
③ダンボール襖、発砲スチロール襖

とあります、それぞれ特徴がありますので
見ていきましょう

①組子襖、単板襖、チップボール襖
(総括して和襖ともいいます)

昔からあるタイプで障子のように格子状の骨子が
ありその上に何重にもそれぞれの役目の紙をはり
つけてあり、仕上げに一番表の襖紙を貼ります

組子襖は障子のような骨子に骨縛りや胴張り
蓑張りなどで幾重にも専用の紙を貼ります
昔ながらの作りですので高級な襖ともいえます

・骨縛り  骨子を固定するために最初に貼る紙
・胴張り  骨子が透けるのを防ぐための紙
・蓑張り  小さい紙を蓑のように重ね張りする
・ベタ張り 今までの紙を固定するように地下に貼る紙

順番に、このように紙を貼ってより強くしていきます
仕上げに茶チリなどを使って袋張りにするのが
正式な襖の貼り方です

単板襖は上記の骨縛り~べた張りまでの行程を
省いて組子に丸太を大根のカツラ剥きしたような
木の板を張り付けてあるタイプ
チップボール襖は同じく骨縛り~べた張りを
チップボールという厚手の画用紙のようなものを
貼って簡易化してあるタイプです

本体に襖枠を釘なり仕掛け釘、鋲などで取り付けて
ありますので張り替えの時はその襖枠を取り外す
必要がありますので皆様で張り替える時は多少
知識が必要になります

②戸襖、板襖

和室と洋室の仕切りに使われたり、和室と廊下の仕切りに
使われる事が多いです、下地が2重、3重にベニア材が
貼ってあり、その上から襖紙を貼ります
ちなみに襖枠に見える部分は取り外しできません
灰汁止めや糊焼けを防ぐ安全糊でベニアに直接貼るのと
茶チリなどでベニア面を養生して回りにだけ糊をつけて
貼るのと下地の状況を見て貼り方を工夫します

皆様で張り替えるのに一番やり易いタイプともいえます

③ダンボール襖、発砲スチロール襖

中の芯材がダンボールや発泡プラスチックでできてます
名称から察するように襖としては強度が弱く、軽いです
ので張り替えた後の紙の縮む力に耐えられず反りやすい
という特徴があります
公団住宅やマンション、あと以外にも積水ハウスで
使われてる事が多いです
張り替えできない事は無いのですが構造的には
張り替えには向いてないです

皆様で張り替える時もちょっとシワがよったなあ
って時にやり直しが難しい(貼る面がダンボールの為)
ので安易にやらないほうが良いと思います

ホームセンター売ってる
再湿襖紙で貼ってみる

ホームセンターでは糊があらかじめ塗ってあって
貼るときにスポンジなどで濡らしてあげるとノリが
復活してそのまま貼る事が出来る再湿糊タイプが
売ってます 自分でチャレンジという場合はこちらが
お手軽です 前述の和襖、戸襖ならそのまま今の襖紙の
上から貼ってみて下さい
細かな手順は襖紙に説明が載ってますのでご参照下さい

ちなみに再湿糊はプロが使用する糊と違って一度貼ると
張り替え時に剝がすのが難しい特性があります
なので戸襖や前述の和襖の種類の単板襖に貼るときは
今の襖紙を剥がさずに貼る事をお勧めします
ベニアや板目に直接貼るとなかなか剥がせないですし
剥がせたとしても下地を痛める可能性が高いのです
業者によっては張り替えに追加料金がかかる場合もあるのです

職人は表紙が強くなるように
茶チリを使ってます

ホームセンターには茶チリも売ってますが皆さんは
何に使うか知ってますか?透け防止の為に使う?
もちろんそういう用途もあるのですが実は職人は
一番表になる襖紙の裏に茶チリが貼りつくように
します、つまり糊付けして裏から押さえるように
しているのです、そうする事でより表紙が強く
そして雨の日でもたわみ難いように貼っています 
具体的なやり方は説明が難しいので
省きますが茶チリを正しく使うと襖紙が
長持ちするのです

ただ最近はちゃんと茶チリを使って貼っている
業者も少なくなりました、フランチャイズの所は
もともと職人ではありませんので省略した貼り方
になる所が多いようです
あと大工さん、畳屋さん、植木屋さんが片手間で
貼る場合もそうなるようですね
ただその分値段が安いなどのメリットがあったり
しますので張り替えするお部屋の用途に合わせて
選んでいくのが良いでしょう

まずは自分でチャレンジ!
やってみて無理かなあって
思ったなら・・・

喜んでお手伝い致します、見本帳をもって伺いますので
ご連下さい、沢山のデザインからお選びいただけます

大サイズ 2,200円(税別)~
となります 詳細は下の詳しい料金表を見るを
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